B-LABO|文具王・高畑正幸公式サイト

スウォッチ

  • 2003-08-14 (木)
  • Category : 雑貨

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これは文具か?
スウォッチは毎年様々なアーティストが様々なデザインのモデルを発表し、話題を呼んだり、プレミアがついたりといろいろだが、そんな中に私のアンテナを激しく刺激するモデルがあった!
見ての通りバンドの部分が定規になった時計である。しかもパッケージが文具セット仕立てになっており、デザインを統一した鉛筆、消ゴム、付箋が付属している。
もう何年も前のモデルで、このモデルがあることを私が知ったときには既に1年以上前のモデルだったと思うが、雑誌で見るなり一目惚れした私は、とにかく探し回った。
スウォッチは毎年どんどんモデルチェンジし、追加精算がないため、店頭在庫を探しまくってやっと見つけたのである。
swatch_2.jpg
しかも鉛筆と消ゴムと付箋は、ちゃんとメモリがつながるようにデザインされているのだ!!この芸の細かさが嬉しい!!
(と思ったらこの写真、消ゴムが裏返しだ!失礼。消ゴムを裏返すとだいたいメモリがつながるようになってるのだ。)
しかも時計のバンドの裏面はインチ表示になっているという念の入れようなのだ。
私は基本的に道具は実用品として使うのだが、これはこのパッケージに入った状態があまりに完成されているのでどうしても使う気になれず、ほとんど箱に入ったままだ。アア、オレってバカ。

水準器

  • 2003-08-14 (木)
  • Category : 雑貨

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ゲストブックで質問がありました水準器です。
キーホルダー型水準器です。もっと便利な形のものもいっぱい販売されているので、これはそれほど良い物ではないですが、キーホルダー型なので、持ち運びに便利です。

毎月新聞

  • 2003-08-14 (木)
  • Category : 書籍

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オススメ度★★★★★
著 者■佐藤雅彦
定 価■1300円
発行日■2003/3/15
発行所■毎日新聞社
ISBN4-620-31618-0
最近佐藤雅彦にハマっている。あまりに多彩で、際限なく新しい面白さを生み出す彼の考えていることは、生み出した表現物以上に興味深い。
もちろんこの新聞も表現物の一つだが、彼の考えていることの一端がわかりやすく語られており、また一つ佐藤氏の世界に引き込まれてしまった1冊である。
面白いことなんてそのへんにゴロゴロ転がっていて、それを拾い上げられるかどうかはこのへんの視点なんだなーなどと、感心したり、どうしてこんなささいなことを彼より先に思いつかなかったのだろうと嫉妬してみたり・・
とにかく最近佐藤氏の本を読むたびに楽し悔しい思いをしつつ、でも目が離せないのである。
3コママンガのケロパキがかわいい!!

すくすくと・・・

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学校の学生募集ポスターとしてはどうなんでしょう?
娘をあずけるとじょうろで英語を注がれてこのイラストのようにスクスクと育つんでしょうか・・・・
なんだか心配になってしまいます。

カドケシ

  • 2003-08-14 (木)
  • Category : 文具

kadokeshi_1.jpg
販売元 コクヨ
価 格 150円
発 売 2003年5月2日
品 番 ケシ-U700
購 入 文具店
まず最初に宣言しておくが、私はこの消ゴムを世に出したコクヨを最大限評価したい!!
新聞でこの形状を見たときはショックであった。カドが消しやすいならカドを増やせばいい。なるほど!そんな手があったのか。・・そうなのか!・・・・ん?そうなのか?・・・・
これはやっぱり実際に買って使うしかない。発売された週の週末に私は決意を胸に東急ハンズに向かったが、既に商品は売り切れており、手に入らなかった。私が手に入れたのはその数週間後であった。わたしはキープも含めて5個買い込み、まずは1個開封し、ゴシゴシ消し始めた。しかしいつまでたっても次のカドはあらわれない。しかも本体はクニャクニャと変形し、保持しにくい。スリーブに入れたまま使用してもスリーブのカドと本体に指が挟まって痛い。・・よく考えると28個のカドの多くは紙面に接することができないカドである。・・・やっぱり使いにくいやんけ!
この消ゴム、消ゴムにしては異例の扱いで、非常に多くの新聞雑誌に取り上げられているが、どの記事も口を揃えて機能とデザインを両立しているユニバーサルデザインと評価している。
どー考えてもこれをユニバーサルと言い張るのは問題だと思う。しかし、そんなことはコクヨがわかっていないはずがない!!これは明らかに確信犯である。B級文具メーカーならアリな戦略だが、ことユニバーサルを引っぱってきたコクヨがこれをユニバーサルと言い切るのだけは、世の中に誤解を与える可能性が大きく、問題だと思う。そういう意味で複雑な気分だが、それでもなお、これまで消ゴムの形状と言えば車やキャラクター、日用品など、他の何かを模した物ばかりであったのに対し、これまでになかったアプローチでの答えを一つ提示した功績は大きいのではないかと思う。
是非今後もこのような考え方そのものの基盤を異にした新製品が世に出てくることを楽しみにしたいと思う。
kadokeshi_2.jpg
残念ながら最初の2個のカドがなくなるとこんな形になってしまう。頭がくにゃくにゃして次のカドにたどり着くのは困難。

キャップレス

  • 2003-08-13 (水)
  • Category : 文具

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販売元 パイロット
価 格 10000円
品 番 FC-1MR
購 入 東急ハンズ 渋谷
このキャップレスは衝動買いしてしまった割には、実用性も充分あり、普段必ず持ち歩いている。ペン先がクリップ側についているために、ポケットに刺していても問題ない。毎日走り回っている私が身につけているにも関わらず、今のところ駅漏れ等の問題は一度も起こっていないのは、万年筆である点を考えると非常に嬉しいところだ。クリップ側にペン先があるので、書くときに多少の違和感がないわけでもなかったが、形状が良くできていて最初思ったほどには気にならない。
キャップレスは他にもたくさんのカラーが用意されているが、シリーズの中でこのブラックのみ形状が異なっている。他のものはいわゆる万年筆らしいずんぐりとした形状でつるんとした表面。ノック部分は金色だったりする。万年筆ファンはこれでいいかも知れないが、ちょっと物々しくてあまり好きではない。(どうもおっさん臭くてイヤ)。何故かブラックのみ多角形断面のボディーにマットブラックの仕上げとなっている。私はこの万年筆らしくない鋭角的なところが気に入っている。
何故ホームページにブラックが載っていないのかは謎だが。こっちの方がずっとカッコイイと思うのは私だけ?
capless_2.jpg
で、これがペン先部分。ペン先を引っ込めた時の扁平な穴が、昔の葉巻型フォーミュラマシンの先端を彷彿とさせる。

ロッテ・キシリトールガム(ハン…

  • 2003-08-03 (日)
  • Category : 文具

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販売元 ロッテ
価 格 460円
品 番 
購 入 近所のコンビニ
キシリトールガムのお徳用ボトルサイズを買ったら、中に水色の付箋紙が入っていた。なんじゃこりゃ。おまけか?にしてもただ切り落としただけみたいな付箋が・・・
得した気分で友人に話をしたら、「バカじゃん。それ、捨て紙だよ。ほら、ガム噛んだ後捨てるときに包むヤツ。」・・・
と言われてパッケージを見ると説明書きの下に赤い字で●ボトルの中に捨て紙が入っています。と確かに書いてある。しかし、捨て紙って一般用語なの?

考具

  • 2003-05-01 (木)
  • Category : 書籍

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オススメ度★★★★
著 者■加藤昌治
定 価■1500円
発行日■2003/4/4
発行所■TBSブリタニカ
ISBN4-484-03205-8
「考具」というのは考えるための道具と言う意味。この言葉だけですぐに手に取ってしまった本だ。以前より、考えるためのメソッドのようなものには興味があり、さまざまな本を読みあさっていたが、それらに初めてわかりやすい名前が付いた感じだ。
各項目については既に知っているものもあるが、チームデミ(昔流行った小型文具セットだ。)のようにコンパクトにいろんな道具がセットされていて、おもしろい。
これらの方法論は、非常にしばしば取り上げられるにも拘わらず、実際にやってみる人というのは本当に少ない。だが、やってみると意外なほどに役に立つことが少なくない。このホームページの制作や、エッセイを書く時、仕事の企画などにも、いろんな方法を使っている。私は自分の独創性やセンスについてはまったく信用していないので、こういうツールは他にも自分なりにまとめてあり、手帳(今はPalm)にいれて常に持ち歩いており、いろんな時に助けられている。
これを読む人は、絶対一度は試しに実行してみて欲しいと思う。

ペンデュラム

  • 2003-04-20 (日)
  • Category : 文具

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販売元 PAPER MATE
価 格 500円
品 番 不明
購 入 ロフト 渋谷
万年筆は寝かせて書くのが基本。製図関係の筆記具は垂直に立てて書くのが基本。ボールペンは・・・理論的には立てて書いた方がいいはずである。ボールペンはあまり寝かせると、ボールを支えているワクの部分が紙に擦れてしまい、ボールの脱落等の原因になってしまう。ボールがきれいに回転するためには、紙面に対して垂直に近い方がいいはずだ。しかし、玉の上に乗っかってるもんだから垂直に立てるのも難しい。そんな問題をデザインと構造で解決しようというのがこのボールペン。
写真を見て欲しい。
pendulum_2.jpg
ペン先がバクの鼻のように下を向いている。ペン先を曲げることで紙面に垂直にしようというのだ。さらにだ。このペン先はただ曲がっているだけではない。常に下を向くようになっているのだ。クビの部分が回転するようになっていて、内部の芯にもおもりがついていて下を向くようになっている。なるほど。ペンデュラムとは、「振り子」の意味である。
書いてみるとどうなのか?筆圧が強い私は、自分の筆圧がまっすぐ紙に伝わる感じがするのは悪くないと思うが、やはり軸の延長上でないところにペン先があるのはなんともいえない不安感がともない、うまく操れない気がする。価格も最近の筆記の中では500円はちょっと高い。アイデアは面白いんだけどな~~。おしいなぁ。って感じである。
ただ、インクの質以外のところで勝負してきたこの筆記具の挑戦を文具ファンとしては素直に悦びたい気もする。

日常ええかい話

  • 2003-04-20 (日)
  • Category : 書籍

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オススメ度★★★★
著 者■原田宗典
定 価■420円
発行日■1994/06/25
発行所■集英社
ISBN4-08-748172-7
原田宗典のエッセイから漂う脱力感は会社帰りの電車で読むには最高だと思う。このエッセイは、A~Zで始まる単語をキーワードにして原田氏の困惑をつづったものだ。彼のトホホぶりはこのエッセイにおいてもあいかわらずなのだが、特に文具ファンとしては「U」の「それは秘密ですなのだ」がかなりオススメだ。あの「スパイ手帳」にまつわるお話である。今の子供達にとって文具ってどういう位置づけにあるのか最近どんどんわからなくなって来つつあるが、僕が子供だった頃は、文房具は少年の生活の中で、たしかにある重要なツールの一つであり、今よりも少しは確かな地位を持っていたような気がする。僕はまだハラダ少年と自分の過去に少し重なる部分があって、こんな文章を読むと、自分が文具にどっぷり浸かってきてしまったその入り口付近の記憶がなんとなく思い出されて思わず苦笑してしまうのである。

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