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ペンデュラム

  • 2003-04-20 (日) 23:08
  • 文具

pendulum_1.jpg
販売元 PAPER MATE
価 格 500円
品 番 不明
購 入 ロフト 渋谷
万年筆は寝かせて書くのが基本。製図関係の筆記具は垂直に立てて書くのが基本。ボールペンは・・・理論的には立てて書いた方がいいはずである。ボールペンはあまり寝かせると、ボールを支えているワクの部分が紙に擦れてしまい、ボールの脱落等の原因になってしまう。ボールがきれいに回転するためには、紙面に対して垂直に近い方がいいはずだ。しかし、玉の上に乗っかってるもんだから垂直に立てるのも難しい。そんな問題をデザインと構造で解決しようというのがこのボールペン。
写真を見て欲しい。
pendulum_2.jpg
ペン先がバクの鼻のように下を向いている。ペン先を曲げることで紙面に垂直にしようというのだ。さらにだ。このペン先はただ曲がっているだけではない。常に下を向くようになっているのだ。クビの部分が回転するようになっていて、内部の芯にもおもりがついていて下を向くようになっている。なるほど。ペンデュラムとは、「振り子」の意味である。
書いてみるとどうなのか?筆圧が強い私は、自分の筆圧がまっすぐ紙に伝わる感じがするのは悪くないと思うが、やはり軸の延長上でないところにペン先があるのはなんともいえない不安感がともない、うまく操れない気がする。価格も最近の筆記の中では500円はちょっと高い。アイデアは面白いんだけどな~~。おしいなぁ。って感じである。
ただ、インクの質以外のところで勝負してきたこの筆記具の挑戦を文具ファンとしては素直に悦びたい気もする。

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文具王 高畑正幸
高畑正幸
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