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カドケシ

  • 2003-08-14 (木) 0:26
  • 文具

kadokeshi_1.jpg
販売元 コクヨ
価 格 150円
発 売 2003年5月2日
品 番 ケシ-U700
購 入 文具店
まず最初に宣言しておくが、私はこの消ゴムを世に出したコクヨを最大限評価したい!!
新聞でこの形状を見たときはショックであった。カドが消しやすいならカドを増やせばいい。なるほど!そんな手があったのか。・・そうなのか!・・・・ん?そうなのか?・・・・
これはやっぱり実際に買って使うしかない。発売された週の週末に私は決意を胸に東急ハンズに向かったが、既に商品は売り切れており、手に入らなかった。私が手に入れたのはその数週間後であった。わたしはキープも含めて5個買い込み、まずは1個開封し、ゴシゴシ消し始めた。しかしいつまでたっても次のカドはあらわれない。しかも本体はクニャクニャと変形し、保持しにくい。スリーブに入れたまま使用してもスリーブのカドと本体に指が挟まって痛い。・・よく考えると28個のカドの多くは紙面に接することができないカドである。・・・やっぱり使いにくいやんけ!
この消ゴム、消ゴムにしては異例の扱いで、非常に多くの新聞雑誌に取り上げられているが、どの記事も口を揃えて機能とデザインを両立しているユニバーサルデザインと評価している。
どー考えてもこれをユニバーサルと言い張るのは問題だと思う。しかし、そんなことはコクヨがわかっていないはずがない!!これは明らかに確信犯である。B級文具メーカーならアリな戦略だが、ことユニバーサルを引っぱってきたコクヨがこれをユニバーサルと言い切るのだけは、世の中に誤解を与える可能性が大きく、問題だと思う。そういう意味で複雑な気分だが、それでもなお、これまで消ゴムの形状と言えば車やキャラクター、日用品など、他の何かを模した物ばかりであったのに対し、これまでになかったアプローチでの答えを一つ提示した功績は大きいのではないかと思う。
是非今後もこのような考え方そのものの基盤を異にした新製品が世に出てくることを楽しみにしたいと思う。
kadokeshi_2.jpg
残念ながら最初の2個のカドがなくなるとこんな形になってしまう。頭がくにゃくにゃして次のカドにたどり着くのは困難。

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文具王 高畑正幸
高畑正幸
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