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考具

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オススメ度★★★★
著 者■加藤昌治
定 価■1500円
発行日■2003/4/4
発行所■TBSブリタニカ
ISBN4-484-03205-8
「考具」というのは考えるための道具と言う意味。この言葉だけですぐに手に取ってしまった本だ。以前より、考えるためのメソッドのようなものには興味があり、さまざまな本を読みあさっていたが、それらに初めてわかりやすい名前が付いた感じだ。
各項目については既に知っているものもあるが、チームデミ(昔流行った小型文具セットだ。)のようにコンパクトにいろんな道具がセットされていて、おもしろい。
これらの方法論は、非常にしばしば取り上げられるにも拘わらず、実際にやってみる人というのは本当に少ない。だが、やってみると意外なほどに役に立つことが少なくない。このホームページの制作や、エッセイを書く時、仕事の企画などにも、いろんな方法を使っている。私は自分の独創性やセンスについてはまったく信用していないので、こういうツールは他にも自分なりにまとめてあり、手帳(今はPalm)にいれて常に持ち歩いており、いろんな時に助けられている。
これを読む人は、絶対一度は試しに実行してみて欲しいと思う。

日常ええかい話

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オススメ度★★★★
著 者■原田宗典
定 価■420円
発行日■1994/06/25
発行所■集英社
ISBN4-08-748172-7
原田宗典のエッセイから漂う脱力感は会社帰りの電車で読むには最高だと思う。このエッセイは、A~Zで始まる単語をキーワードにして原田氏の困惑をつづったものだ。彼のトホホぶりはこのエッセイにおいてもあいかわらずなのだが、特に文具ファンとしては「U」の「それは秘密ですなのだ」がかなりオススメだ。あの「スパイ手帳」にまつわるお話である。今の子供達にとって文具ってどういう位置づけにあるのか最近どんどんわからなくなって来つつあるが、僕が子供だった頃は、文房具は少年の生活の中で、たしかにある重要なツールの一つであり、今よりも少しは確かな地位を持っていたような気がする。僕はまだハラダ少年と自分の過去に少し重なる部分があって、こんな文章を読むと、自分が文具にどっぷり浸かってきてしまったその入り口付近の記憶がなんとなく思い出されて思わず苦笑してしまうのである。

ミスをしない人間はいない

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オススメ度★★
副 題■ヒューマン・エラーの研究
著 者■芳賀繁
定 価■1500円
発行日■2001/12/04
発行所■飛鳥新社
ISBN4-87031-484-3
私は常々、ミスをすぐに集中力や注意力、やる気、などのせいにして根性論で解決しようとするのは、絶対に間違っていると思っている。
ミスを減らすのは根性ではなくやり方だと信じている。
この本に書いてあるのは、人間がいかにミスを犯しやすい存在であるかということと、その特徴の解説と、人はミスを犯すものという前提で、それでも重大な問題に至らないように様々に行われている実例などについて。私は以前認知心理学の分野を少しかじっていたので、ほとんどは既に知っている話であった。
人がいかにミスを犯しやすいかという店についてはくよくわかるが、日常の実用としての対策をもっと突っ込んで欲しいところである。

海馬 脳は疲れない

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オススメ度★★★★★
著 者■池谷裕二・糸井重里
定 価■1700円
発行日■2002/06/20
発行所■朝日出版社
ISBN4-255-00154-5
脳の働きに関する考え方がちょっと前向きに変わるような本です。僕たちの脳には実はまだまだ可能性がいっぱいあるんだなあ・・と思えてきます。
歳をとったから物忘れをするというのは科学的に間違い!
脳は全然疲れない!!
・・・ある意味では今までの常識をひっくり返すような、またある意味では何となく感じている実感を裏打ちするような、読んでいてとっても気持ちがいい本です。さっそく脳をもっと使いたくなってきました。
大変読みやすく、わかりやすいですので、かなりオススメです。

気がつくと机がぐちゃぐちゃになっているあなたへ

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気がつくと机がぐちゃぐちゃになっているあなたへ
著 者■リズ・ダベンポート
訳 者■平石律子
定 価■1300円
発行日■2002/09/12
発行所■草思社
ISBN4-7942-1146-5
このタイトルはあまりにズルイ。程度の差こそあれ、こういわれて自信を持って否定できる人がどれほどいるのだろうか?そうでなくても最近整理術に凝っている私としては、とにかく読まないわけにはいかないタイトルである。
内容については、まあ、最近よくある整理術の本をミキサーにかけて取り分けた一つかな。という感じ。著者はアメリカ在住で、どういう地位かはわからないが、彼の主張する広さや、電話のかかってこないスペースなどは、少なくとも私には当分手に入りそうもない。言ってることはわかるんだけどねーという感じで、斜め読みの本でした。

私の選んだ一品

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GD新書
グッドデザイン賞審査委員コメント集1
 編 ■日本産業振興会
定 価■800円
発行日■2002/06/08
発 行■日本産業デザイン振興会
発 売■丸善株式会社
ISBN4-931281-37-0
グッドデザイン賞選考委員がそれぞれに選んだ製品についての短いコメント集。皆それぞれに自分の視点で選んだものについて語っている。大変わかりやすいのから難しいのまで、選考委員のデザインに対するそれぞれのスタンスを物語っていて、興味深い。ただ、それはそれ、私は私、という気分にもなった。
文具の場合、ものが単純なので、グッドな文具≒グッドなデザインだと私は思っている。だから、ある意味ではこのページで紹介している文具達は私の視点によるグッドデザイン賞といえなくもないように思う。私の考えるグッドは、みなさんにとってはグッドなのだろうか?

老人力 全一巻

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著 者■赤瀬川源平 
定 価■680円
発行日■2001/09/10
発行所■筑摩書房
ISBN4-480-03671-7
私は買った本のカバーなどにはあまり執着しないので、ボロボロになるか無くなることも少なくないのだが、この本の帯だけは秀逸!見事な帯だと思う。この帯につられて買ってしまったようなものである。もちろん、内容も◎だ。
要は考え方なんよね。

少年のオキテ

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著 者■原田宗典 
定 価■400円
発行日■2001/05/25
発行所■集英社
ISBN4-08-747318-X
原田宗典の昔話は、少年のどーしようもないトホホな部分が美化されずそのまんま表現されていて私はとても好きだ。
彼より15年ほど遅れて人生をスタートした私にとって、内容の全てが自分の少年自体と重なるわけではない。しかし、たしかに「オキテ」は存在し、私もそれに従って生きていたように思う。私もすぐにその気になり、空想にふけり、秘密基地を作り、学校での大は控えた。
極度に自意識過剰なムネノリ少年のトホホ談は、なぜかトホホな小学校時代の私を記憶の奥から引っぱり出し、私は一人で枕を抱えてゴロンゴロン転がりながら昔のはずかしい自分をもてあましてしまう。

KENTとはじめるCGI

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副 題■厳選Perlスクリプト集
著 者■KENT 
定 価■2400円
発行日■2002/04/25
発行所■ソフトバンクパブリッシング株式会社
CGIのスクリプト集と解説の本です。このページを含め、このサイト内に多数使用させていただきました。KENTさんのホームページにも便利なスクリプトがいっぱいです。
(注:旧サイト「つれづれ日記」での記事です。現在のサイトB-LABOでは使用していません。)

文具王 高畑正幸
高畑正幸
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