Home > 文具王のオヤジ通信 > 文具王のオヤジ通信 1

文具王のオヤジ通信 1

20070813213412_2.jpg

文具王のオヤジ(三郎、昭和19年生まれ)は、インターネットが苦手だ。本人は嫁にパソコンを買ってもらえないからだとか、通信料を払うのがもったいないとか主張しているが、あきらかに食わず嫌いである。(嫁である私の母は、ネットもメールもへっちゃらで、マイクロソフトの資格試験をオンラインで受験したりしている。いつ逆転したのか不思議である。・・)しかし、息子が「文具王」を名乗っていることは知っていて、時々古びた文房具屋や骨董市に出かけたときに「これはもしや!レアものでは?!」と思う文房具を発見すると、こっそり買っては集めていて、「おまえのためにとりあえず買っておいた!」と、ときどきこうして「ハガキ」で報告をよこすのである。
ハガキには、本体のスケッチと本人なりの分析やら本体に記載された文言やらが記載されており、「珍品ではありませんか?」と、私の意見を求めており、わたしの「鑑定」(見たことないぞ、すごいねえ、とか、うーんそれはわりと普通に売ってるねえ、と言う適当なコメント)に一喜一憂するのである。しかし、よく見ると、これはこれでなかなか力作であるので、この度、本人には承諾を得ずに掲載することにした(笑)
(きっと暫くは本人に知れることもないだろう。)
しかしこうやって見ると、ハガキも悪くないなあ、と思ったりもするのである。

で、この画像の品であるが、鑑定を試みよう。
右上はドイツはダーレの研芯器(芯ホルダーの心を尖らせるもの)で、現行品かどうかは分からないが、各社同様のものを出しているのでたぶんレア度は低い。日本だと、ステッドラーの青いヤツなんかがメジャーかな。
真ん中はベアリングクリップ。クリップを構成する二枚の板の間に鉄球が挟み込まれていて、強力なバネのわりにスムーズな開閉をする。これもたぶん同じものかほとんど同じものが今でも販売されている。
左上は、シェーファーの旧タイプのインク「skripインク」のボトルのようだ。これは結構レアかも!たぶん、ボトルに仕切りがついていて、インクが少なくなっても狭いポケットにインクを集めて補充しやすくしているものだ。おお~!
現在はカラーインクをリニューアルしてしまったので、瓶のカタチもかなり違うし、インクそのものの性質も異なるようだ。このイラストからは、このインクが使用可能な状態かどうかは分からないが、瓶だけでもめっけもんかもしれないとおもう。詳しくは今度万年筆に詳しいペン銀さんにでも聞いてみよう。
下段は表記の通りMAXのホッチキス。この長い胴体は中綴じ製本用で、開いたまま書類の中央を綴じることが出来る。これはおそらくHD-3LDIIIという現行品ではないだろうか・・・?寸法もぴったり一致するし(笑)しかし、マックスのホッチキスは、きっと何十年もマッタク変化してないんじゃないだろうか?そっちの方がすごい気がする。

コメント (Close):2

miyoshi 07-08-17 (金) 22:17

画のタッチが、似てる気がします(笑)。

文具王 07-09-01 (土) 12:45

なぜかこの企画、その後父に冗談で話をしたら、次のハガキが届き、不定期連載化が決定しました(笑)。
うーん、似てますか・・・(^_^;)

Home > 文具王のオヤジ通信 > 文具王のオヤジ通信 1

文具王 高畑正幸
高畑正幸
GoodDesign OKB48 究極の文房具カタログ アクセスノートブック 文具王カレンダー 文具カレンダー 文具王ポイントカード M'S Selectギフトパッケージ
WEB連載・コンテンツ
新聞雑誌連載
おすすめ
RSS B-LABO|高畑正幸公式サイト

Return to page top