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私のデスクの必需品01

  • 2004-07-19 (月) 3:23
  • 文具

toumei_tape.jpg
商品名 透明テープ 透明美色
販売元 住友スリーエム株式会社
価 格 120円
品 番 CC1220-Bx-J
購 入 東急ハンズ新宿店
サイズ 12.7mm×20m
重 量 g
製 造 アメリカ
テープと言えばセロファンテープという固定観念が日本には蔓延しているように思う。しかし、経年劣化や、温湿度に対する耐性等を考えると、圧倒的にこのテープの方がいいので、私としては是非こちらをオススメする。
セロファンという素材は、一見透明で、プラスチックの仲間だと思っている人が多いが、木材パルプから取り出したセルロースに苛性ソーダを加えて作るもので、実は紙にとても近い素材である。
セロハンは吸湿性があり、湿気を吸うと縮む性質がある。これはフィルム状の「セロファン紙」を扱ったことがある人ならわかるだろう、また、時間がたつとアメ色に変色してカピカピになり、粘着剤がしみ出してべたべたになってしまったのを私は何度も経験し、嫌な思いをしてきた。
とにかく、セロファンというもの自体素材として非常に不安定なのだ。それに変わる素材としてこのテープはPP(ポリプロピレン)を採用している。PP製のテープは、セロファンに比べると丈夫で透明度が高く、伸縮しにくいが、安価なものの多くは切れが悪く、カッターの刃が悪いと非常に使いづらいという欠点があるので、どこのメーカーのでもいいというわけではない。この「透明美色」は、PPテープでありながら手でも切れ、また、テープを引き出す際の抵抗感が非常になめらかでストレスが少なく、性能的には申し分ない。
いい加減日本人はセロファンの呪縛から解かれるべきである。
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今回から「私のデスクの必需品」とついているものは、私が毎日の仕事のデスクで日常的に非常に頻繁に使用しているもので、本来究極の文房具カタログ本編の中に組み入れるべきものだが、更新の手間の都合で、ここに紹介する事にしたものだ。どれも100%マストアイテムなので、是非一度試されることをオススメする。

コメント (Close):2

幻灯機 08-09-23 (火) 6:32

こんにちは。いつもいろいろ参考にさせていただいています。ポストイットポップアップノートディスペンサーの小型のものは生産中止になって残念です(数個確保)。
さて、透明美色も家庭では重宝しているのですが、オフィスで封筒貼りを連続して行うときにはちょっとしたデメリットがあることが最近判明しました。大型テープホルダーから引き出して手首のスナップで次々とカットするとき、透明美色は「すべる」のです。切れずに手前に滑ってきてしまうわけです。
(「安価なものの多くは切れが悪く、」というところを拝見すると、最近品質が落ちたということなのでしょうか?_?)
それを除くと、良い商品だと思います。

文具王 08-09-24 (水) 5:07

それはキレの問題ではなく、刃に対してのくっつきの問題のようです。安価なもののキレの悪さはそれとは別次元。品質に代わりはありません。ゆっくり作業する場合、テープは、ホルダーの刃やその近くの平らな部分にペとっとくっつくことでグリップし、刃でキレるのですが、手首のスナップで切る場合は、その時間がほとんどありません。その場合、透明美色の粘着成分はサラッとしていてすべり、べとつき感の強いセロテープの粘着成分の方がグリップしやすい傾向にあります。これは最終的な接着力とはまた別の性質です。それと、このために、透明美色は、引き出しの力が軽く、テープに横スジが残りにくいというメリットがある反面、力を入れて高速で引くと引き出しすぎることにもなりやすい。この場合、テンションがかかりにくく、結果的にテープホルダーに粘着しにくいことにもなりやすく、引くときのグリップはホルダーの刃の角度やその周辺の形状、切るときの方向等にも依存します。刃の先端だけにテープを当てて切るのではなく、刃の近くの平らな部分に先にテープが着地する形で切らないと、滑ります。ホルダーの形状や引き方がわかりませんので、一概には言えませんが、検討してみてください。

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文具王 高畑正幸
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