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ISOTレポート 1

  • 2007-07-06 (金) 0:12
  • 文具

ISOT 行ってきました。
今日は午後からだったんですが、時間が足りなくて全部見て回るのは無理でした。実はこういうのは久しぶりで、今回は、例年より自分的には楽しめたものが多いと思います。
なんとなくの印象ですが、脳トレ、DSとWiiのヒットやカドケシの登場などから、文具業界も、全体的に商品開発の方向性が変化してきているように思います。単なる高性能化ではなく、なんていうか、考え方を、それもかなり身近なところでシフトしようとしているように思えます。ユーザーとして考えれば、これは、80年代後半以来、久しぶりに文房具の面白い時代が到来しつつあるんではないかと思います。当時は文房具が一線のビジネスツールでしたが、今やPCやケータイにその地位の大半を譲り、すでにベースになる機能だけをアップしてもなかなかポイントにはなりにくい。そんなところへ、ニンテンドーの快進撃、カドケシ、デザイン文具、脳トレ、ライフハック・・そっか、まだ開発の余地はあるんじゃないのか?と気づき始めているように思います。変化はリスクも含みますから、ずっと続くかどうかは不明ですが、きっとしばらくはどんどん面白い、カッコイイ、便利な、商品が登場すると私は予言します。ただ、この現象、大変興味深く思うと共に、開発者のひとりとしては、強く焦りを感じます。
てな事を思ったりして(笑)気になったアイテム等に関しては、順次レポートをアップしたいと思います。
ただ、今回。きだて氏の指摘ではじめて知ったのですが、来場者のカテゴリーに「一般ユーザー」枠が無くなってるんですね。もちろん自己申告制なので、法人とか、小売りとか、適当に記入すれば入場できるのですが、毎年来場しているファンも多いわけですが、そういう人にとっては、ちょっとお呼びで無い感アリアリなところが気にはなりますね。18再未満は入場できないとか、開催日程から土曜日を外したり、アナウンスでも、「仕入れ」の場であることを強調しています。ですから、今回は、主催者側の意図としては、一般のユーザーに対して商品を発表するという機能は考えておらず、商売できる人だけ来てくださいね。という実質主義にシフトしたようです。
ユーザーからしてみれば、なんだよぅ!といいたいところかもしれませんが、しかたがない面はあります。メーカーもここに出展するにはかなりコストがかるから、商品をしっかり売って回収しなくてはならないのですが、一般ユーザーみんなに対応していると、どうしても効率は悪くなります。バブルの頃はコンパニオン踊りまくりのサンプル配りまくりという状況もあったわけですが、全体的には余裕が無くなってきているというのがホントのところではないでしょうか、
私はメーカー社員である以前に、用が無くても文房具屋をのぞいてしまうファンでもあるので、寂しくないといえば嘘ですが。
あしたも(すでに今日ですが)も見学に行こうと思ってます~。

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文具王 高畑正幸
高畑正幸
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