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2004-07
私のデスクの必需品05
- 2004-07-19 (月)
- 文具
商品名 φ8ポンチ
販売元 不明
価 格 380円
発売日 不明
品 番 不明
購 入 東急ハンズ新宿
サイズ 12×12×100mm
重 量 60g
生産国 不明
これは私の仕事には必需品だが、読者の皆さんにはあまり関係ないかも。
文房具が商品化される前に、撮影や展示、デザインの検証などのために、パッケージのダミー等を作ることがよくある。そんなときによく使うのがこのポンチ、お店のフックに釣り下げてある袋やブリスターパッケージの大半は、穴の大きさが直径8mmなので、とくに8mmをよく使うのだ。一緒に写っているのは直径の違う3mmのポンチ(これはリングノートや単語帳みたいなののダミーに使う。)とゴム製のポンチ台。この台を侮ってはいけない。ポンチを傷めず、きれいな穴を開けるのに重要なので、もしポンチを使う人は(どんな人や!)は必ず一緒に用意することをオススメする。
私のデスクの必需品04
- 2004-07-19 (月)
- 文具
商品名 Xスタンパー回転印欧文日付5号黒
販売元 シヤチハタ
価 格 2400円(税抜)
発売日 不明
品 番 XNFD-5クロ
購 入 東急ハンズ渋谷
サイズ 46×92×29mm
重 量 54g
生産国 不明
私は時間に関する記憶が弱いらしく、自分のまわりで起こった出来事がいつのことだったかを思い出すのがとても苦手である。だからだいたい記念日的なことは覚えていないし、歴史的大事件も、3年前のことか、5年前のことか、まったく思い出せない。去年の今頃何してたっけ?ということすら手帳を見ないとほとんど思い出せない。これはビジネスの上ではこの上もなく不利なことで、実際にかなり深刻な問題に発展したことも何度もある。そのため、仕事場ではとにかく日付を記しておくことが私にとって何よりも重要な最初のステップなのである。(もちろん西暦4桁からである。これを書き忘れると何年前かがわからなくなり、まったく意味が無くなる。)
とにかくデスクに書類が回ってくるとまず日付。名刺を交換したら名刺に日付、これを毎日何十回と繰り返すので、日付スタンプは私にとっては欠くことの出来ない特に重要なアイテムの一つである。
このスタンプは現在大手のメーカーから市販されている中で唯一と言っていい実用的日付スタンプだと思っている。(欲を言えばもう一段小さい6号が欲しいが)
私にとってはこんなに重要な道具なのに!日付のスタンプって探してみると使い勝手がいいものってほんとに無いのだ。私が条件としているのは次のたった3点。
1 西暦数字4桁+月2桁+日2桁の計8桁表示
2 スタンプ台の要らない自動印
3 横一列の日付表示のみで上下に不要な枠の付いていないモノ
たったこれだけの条件を満たすモノが無いのだ!無いったら無いのだ!
実際に探してみると、日付用の自動印のほとんどは輸入物で、日付は欧文表示JAN.FEB…これじゃ即座に何月かイメージしにくい。また、国産の日付を押すモノのほとんどは丸い印の中心に数字が並んでいて上下に 検・印 とか 斉・藤 とか、そういうのが入っているモノがほとんど、日付ではなく数字が横に並んでいるものもほとんどはスタンプ台が必要な回転印しかない。どうなってるんだ!結局私の知る限りではこのシリーズしか、満足のいくモノがなかったのだ。
以前には確か自動で日付が変わっていくスタンプもシヤチハタは出していたはずだし、他のメーカーから確か日付をプリントする小型プリンタみたいなモノだって発売されていたはずなのに!!本質的に重要な道具だと思うからこそこの状況は非常に残念でならない。みんな困っていないのか?!だれか持ってたら譲ってくれ!
という状況でこのスタンプは毎日数十回のスタンプを繰り返しているのである。
ちなみに、「シヤチハタ」のヤは大きい「ヤ」が正しい。
私のデスクの必需品03
- 2004-07-19 (月)
- 文具
商品名 デジパ
販売元 ミツトヨ
価 格 4800円?
発 売 不明
品 番 不明
購 入 東急ハンズ渋谷
サイズ 75×235×15mm
重 量 51g
生産国 日本
文房具というのは立体的なものが多く、かたちや大きさを測定する際に普通の定規では測定が困難なモノばかりだ。文房具の企画という仕事の特殊性は多少あるとは思うが、立体的なモノの大きさを測るという作業が日常ものすごく多いので、使用頻度の高い道具である。(ボールペンの直径なんて定規じゃ正確に測れない。)7究極の文房具カタログでもノギスを紹介しているが、今回紹介する「デジパ」はその名のとおり、デジタル表示で、パッと数字がでるので、素人でもとても扱いやすく、またボディーがプラスチック製なので、安全、軽量で、0.1mmまで測れる。剛性はステンレス製に劣るが、機械系の仕事で使うなどでなければほとんどの作業はコレで十分だ。
たかが定規に4800円は高いと思うかもしれないが、あまりに日常的に使用しており、これなしでは仕事にならんのだ。
私のデスクの必需品02
- 2004-07-19 (月)
- 文具
商品名 Scotchのり残りのないマスキングテープ
販売元 住友スリーエム株式会社
価 格 130円
品 番 不明
購 入 東急ハンズ新宿店
サイズ 15mm×18m
重 量 22g
私がデスクで使用するテープは前回紹介した透明テープともう一つ。このマスキングテープも重要なマストアイテムだ。
本来マスキングテープは塗装などを行う際に、塗料などをつけたくない部分に貼っておき、後で剥がすものだが、それゆえに密着性が高く剥がす際に貼ったものを傷めにくいというのが重要な機能で、もちろん塗装の際にも使うが、こっちは透明テープとは違って仮止め用として重宝している。仕事上、サンプルなどのモノに何かを貼り付けておいたり書類に伝票などをつけておいたり、後からきれいに剥がす必要はあるけど今は簡単に貼り付けておきたいモノがたくさんある。
サンプル等にメモなどを貼りつけたり、仮組みしたものをさしあたり固定しておくとか、プラスチックのケースなどを輸送する際にフタが開かないように仮止めするとき、保証書やユーザー登録書などを一緒にしておくとき、PC関連の周辺機器を移動する際など、本体とケーブルやディスクなどを一緒にまとめるとき、サンプル発送時などの梱包に・・・・などなど細かくあげるときりがないがとにかく後で剥がすことが前提なら全てコレ。きれいに剥がれるので、気軽に貼れる。このテープを使うようになってから、剥がせるという性能に病みつきである。
ちなみにこういうテープはハダカのまま机の引き出しというのがほとんどだと思うが、私はテープディスペンサーに入れてデスクに固定している。いつでもすぐに取り出せることもこのテープの「便利」を加速させている。
私のデスクの必需品01
- 2004-07-19 (月)
- 文具
商品名 透明テープ 透明美色
販売元 住友スリーエム株式会社
価 格 120円
品 番 CC1220-Bx-J
購 入 東急ハンズ新宿店
サイズ 12.7mm×20m
重 量 g
製 造 アメリカ
テープと言えばセロファンテープという固定観念が日本には蔓延しているように思う。しかし、経年劣化や、温湿度に対する耐性等を考えると、圧倒的にこのテープの方がいいので、私としては是非こちらをオススメする。
セロファンという素材は、一見透明で、プラスチックの仲間だと思っている人が多いが、木材パルプから取り出したセルロースに苛性ソーダを加えて作るもので、実は紙にとても近い素材である。
セロハンは吸湿性があり、湿気を吸うと縮む性質がある。これはフィルム状の「セロファン紙」を扱ったことがある人ならわかるだろう、また、時間がたつとアメ色に変色してカピカピになり、粘着剤がしみ出してべたべたになってしまったのを私は何度も経験し、嫌な思いをしてきた。
とにかく、セロファンというもの自体素材として非常に不安定なのだ。それに変わる素材としてこのテープはPP(ポリプロピレン)を採用している。PP製のテープは、セロファンに比べると丈夫で透明度が高く、伸縮しにくいが、安価なものの多くは切れが悪く、カッターの刃が悪いと非常に使いづらいという欠点があるので、どこのメーカーのでもいいというわけではない。この「透明美色」は、PPテープでありながら手でも切れ、また、テープを引き出す際の抵抗感が非常になめらかでストレスが少なく、性能的には申し分ない。
いい加減日本人はセロファンの呪縛から解かれるべきである。
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今回から「私のデスクの必需品」とついているものは、私が毎日の仕事のデスクで日常的に非常に頻繁に使用しているもので、本来究極の文房具カタログ本編の中に組み入れるべきものだが、更新の手間の都合で、ここに紹介する事にしたものだ。どれも100%マストアイテムなので、是非一度試されることをオススメする。
ISOT
- 2004-07-05 (月)
- 日記
7月1~3と東京ビッグサイトで文具と紙製品の国際見本市「ISOT」が開催された。このイベントは一般にも公開されているために、業界関係者のみならず、文具ファンにとっても毎年恒例のお楽しみ行事となっている。
私にとっては業界関係者としても文具ファンとしても気になるイベントで、入社するずっと以前、上京した年から見学しているため、今回で通算12回目となる。(おお、もう一回りか!)
ところが、去年からうちの会社だけでなく、コクヨ、パイロット、三菱など、大手が次々と撤退してしまい、単純に文具ファンとしては残念な状況である。
製品的にも全体的にはおとなしいような気がするものが多く、ステーショナリーオブザイヤーに選ばれた商品も、既に昨年の展示会には並んでいたものが見られ、ここしばらく斬新な新製品があまり無いことを露呈してしまっていたのは残念だ。
ところで、実はこのイベントは全国に散らばる文具ファンの集まるキッカケとして重要な役割を果たしており、この後にはオフ会が開かれたりしていて、頑張ってもらわねば困るのだ。
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