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2003-08

針金バイク・チョーカー

英訳Ver.はコチラ

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製作者■橋 寛憲
価 格■15000円
発 売■2003/8
品 番■無し
購 入■松屋銀座 特設コーナー
愛知県在住のアーティスト 橋 寛憲(ハシ ヒロノリ)氏の作品。たまたま通りかかって釘付けになり、購入してしまった。普段は主に愛知県で活動しており、東京での展示ははじめてとのことだ。
この作品はチョーカーなので、ヒモが付いているが、もちろん取り外すことは可能。
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今回私が購入したものはどれもメカばかりだが、昆虫や魚、カエルや鳥など、なんでも作る。作品の大きさも様々で、小さいモノはピアスから、大きいモノは部屋いっぱいのクジラのオブジェまで、とにかく線から形作れるものは何でもつくる。
ステンレス製の針金をハンダ付けまたはろう付けで組み上げていくが、線である針金が絶妙の形に置かれることで見えないはずの面を形成している。
針金はステンレスなので、意外にしっかりしている。ちゃんとスタンドが動いて立てることも出来る。
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製作者■橋 寛憲
価 格■12000円
発 売■2003/8
品 番■無し
購 入■松屋銀座 特設コーナー
これは自動車。アルファロメオの古い車だ。ちゃんとタイヤが回るようになっていて走る!
タイヤやエンジン、フレームの感じが凄く好きだ。
手が込んでいるので、かなり大変だと思って聴いてみたら、1日に1コと半分ぐらいしか作れないらしい。
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製作者■橋 寛憲
価 格■5000円
発 売■2003/8
品 番■無し
購 入■松屋銀座 特設コーナー
これは架空のメカ・モグラバイク。側面にハンドルが付いていてこれを回すと、本体前部に付いている一対のモグラアームがユーモラスに土をかく運動を行う。他にも目玉が左右別々にゆっくりと伸び縮みしながら動くカタツムリ型メカなど、いくつか仲間がいる。村田 蓮爾の絵にでてきそうな雰囲気のメカだ。
彼はハリガネだけで軸と軸受け、クランク、歯車などの機械要素を作り、カラクリものもいろいろ作るが、そのどれもがハリガネだけとは思えないほどスムーズに動く。
生産スピードに限界があり、大変だとは思うが、是非、もっともっと世界を広げていって欲しいと思う。
これからの彼の活動が楽しみだ。

キーホルダー金具

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これは私がキーホルダーとして大学生の頃からかれこれ7~8年愛用しているモノだが、もともとは工事現場などでワイヤーを固定したりするのに使用するものらしい。ホームセンターのワイヤー固定具のコーナーで見つけ、チェーンをつけて使っている。もちろんチェーンも切り売りのものを買ってきて使っている。
私は持ち物をよくなくすので、鍵だけはとにかくなくさないようにとキーホルダーを探していたときにこの金具を見つけてこれだ!と一目惚れ。以来ずーーーーっと使っているが、さすがはプロ仕様の実用品。まったくのメンテナンスフリーだ。勝手に外れることも絶対無い。表面は意外なほどになめらかな曲線を描いており、引っかかることもない。
やっぱりいいモノは長く使ってもいい!

メモックロール イーカット

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販売元 ヤマト
価 格 380円
発 売 2003年
品 番 REK-25-6C/REC25-6D
購 入 東急ハンズ渋谷
上手に部屋を片づける方法については、様々な本や雑誌、テレビ番組等でラーメンの記事と同じぐらいしょっちゅう特集されており、大はリフォームや増築から、小は冷蔵庫の中のしわけかたまで、様々に解説されている。しかし、これらのほとんどは器の問題である。どのように収納するかについてはいろんなアイデアがあるが、実際これらを知ったところで片づかない人の部屋は片づかないのだ。もちろん片づけようという意志があることは前提だが、そういう片づかない人(私のような)と、普通に片づいてしまう人との大きな差は、3つある。
1不要な物の見極めができる。(捨てられる)
2要らない物を持ち込まない。(買わないもらわない)
3物の置き場所を決めている。
1と2については、「捨てる!」技術 という本が話題になったが、これはなかなかわかっていても精神力が必要である。特に私のように収集壁がある人間にとってはつらい部分も含んでいる。まあ、この点についてはすでに書籍等がたくさんあるので、そちらに譲る。
だが、私はこれまでの十数年の研究から、片づけができる人とできない人の最大の違いは3の、物の置き場所を決めているかどうかだと確信している。これについてだけはほとんどちゃんと語られていないと思う。片づけができない人は、物の置き場所をすぐに変えたり、何となくとりあえずの場所に物を置くのだ。また、場所を決める際にも、実は片づけのできる人と比べるとずっとはっきりしていないのだ。この棚には文具を入れようと思っていても、いつの間にか違う物が入っていたり、他の棚にハサミやホチキスが入っている。こういう状況が重なり合って乱雑な部屋ができあがる。書類に関しては平たいので、山根式袋ファイリングで対応しているが、問題は、物である。家の中にあるありとあらゆる物に、住所を与える。これが最大の解決方法である。
住所を与えるというと、非常に面倒な事を想像される方も多いかと思うが、そうではない。たとえば薬はこの引き出し。と決めたら薬は必ずその引き出しに入れ、そうでないものは入れないことだ。これをはっきりさせさえすればいいのだ。そのために私はこの付箋をオススメする。(やっと商品にたどり着いた。)引き出し一個一個に中身を書いて貼り付ける。それだけだ。この例で行くと「薬」と書いて引き出しに貼る。それだけだ。しかし、ただそれだけの効果は絶大で、たまたま部屋に転がっているかゆみ止め軟膏。手に取ったらまったく迷わずその引き出しにぽんと入れることができる。他にもわたしは、「A4用紙」「ガムテープ・ひも」「下着」など、そのへんの引き出しにこの付箋を貼りまくっている。本棚にだって、「デザイン関係」「辞書」「雑誌」などと棚の隅に貼っている。これにより、どうしようもない私の部屋が、少しずつ片づいていくのだ。この方法のすばらしいところは生活していく中でだんだん良くなっていくところだ。そして完璧にそこが「薬」だと覚えたなら付箋は剥がせばいい。剥がせるから貼れると言う心理は重要で、これをきちんとしたシールを作って貼ろうと考えていると考えているだけで終わってしまうし、だいたい「下着」なんて言うシールはどんなにきれいに作っても、ずっと貼っておくのはイヤだろう。だから私は絶対にこの付箋をオススメするのだ。普通の付箋を使わないのは、のりが一部にしか付いていないとすぐに剥がれるためで、メモックロール イーカットは全面にのりが付いているため、剥がれにくく、また、以前からあるメモックロールは、長さが自由な反面、一定にするのは難しかったが、イーカットはミシン目が付いているので、常に同じ長さに切ることができる。ちょっとはずかしいかも知れないが、絶対に効果があるので、だまされたと思って一度やってみて欲しい。

虚航船団

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オススメ度★★★
著 者■筒井康隆
定 価■781円
発行日■1992/8/25
発行所■新潮社
ISBN4-10-117127-0
この作品は昭和59年5月に刊行された物で、私がこの作品のことをを知ったのは、当時の古い雑誌の広告だった。たまたま友人が文具王なら読むべきだろうとその雑誌のコピーをくれたのだ。そんな矢先に、筒井康隆が文化勲章を受章し、書店で平積みになっていたのですぐに見つかった。
とにかくこのお話はおかしい。宇宙船の搭乗員が全員文具であるところからおかしいのだが、その搭乗員は全員アイデンティティーが崩壊し、気が狂っている。いきなり冒頭からこうだ。
「まずコンパスが登場する。彼は気がくるっていた。針のつけ根がゆるんでいたので完全な円は描けなかったが自分ではそれを完全な円だと信じこんでいた。 」・・・
文具がでてくるというだけで読み始めたが意外に面白かった。うまく説明できないが、SFと文具が好きな人にはお勧めです。

目盛付ライター

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販売元 不明(本体はBIC)
価 格 300円だったと思う
発 売 不明
品 番 不明
購 入 下北沢の雑貨屋
前回の時計とコンセプトもカラーもおんなじだが、まったく関係ないアイテム。タバコなんて吸わないのに思わず買ってしまった。
目盛を印刷するだけで文具っぽくなってしまうから不思議だ。実は私は、何故か私はこの目盛つきと言うのに目がなく、美しい目盛が印刷されているだけでついクラクラッと来て買ってしまい、家には、これだけでいずれはコーナーにしようと思っているくらいかなりいろんなアイテムがある。もしこれは!と思う物があったら報告お願いします。

チュチュペン

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輸入者 カネボウフーズ
価 格 180円
品 番 不明
購 入 近所のセブンイレブン
ペンなのにカネボウフーズ!
本体の下半分はラメイ入りゲルインクボールペン。で、上半分が液状キャンディー!!
キャップをはずすとスプレーヘッドが出てくるので、口を開けてプシュッ!と押すと、口の中にはなんとも甘ずっぱい味がパアッとひろがる。
商品名がチュチュペンなのにラメペン付きというコピーがわけわからん。どっちが主体なのか、本音と立前が混乱している。
カラーバリエーションは、グリーンアップル(黄緑)/ピーチ(ピンク)/ブルーベリー(紫)の3色。
一応半分は食品なので賞味期限がついている。
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で、これがスプレーヘッド。
口臭予防のスプレーとか、のどスプレーとかでもいいような気がする。
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こっちが ラメラメのペン。
太めのペン先。ラメはかなりキラキラしていて色はきれい。
当然だが中身はかなり短い。

スウォッチ

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これは文具か?
スウォッチは毎年様々なアーティストが様々なデザインのモデルを発表し、話題を呼んだり、プレミアがついたりといろいろだが、そんな中に私のアンテナを激しく刺激するモデルがあった!
見ての通りバンドの部分が定規になった時計である。しかもパッケージが文具セット仕立てになっており、デザインを統一した鉛筆、消ゴム、付箋が付属している。
もう何年も前のモデルで、このモデルがあることを私が知ったときには既に1年以上前のモデルだったと思うが、雑誌で見るなり一目惚れした私は、とにかく探し回った。
スウォッチは毎年どんどんモデルチェンジし、追加精算がないため、店頭在庫を探しまくってやっと見つけたのである。
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しかも鉛筆と消ゴムと付箋は、ちゃんとメモリがつながるようにデザインされているのだ!!この芸の細かさが嬉しい!!
(と思ったらこの写真、消ゴムが裏返しだ!失礼。消ゴムを裏返すとだいたいメモリがつながるようになってるのだ。)
しかも時計のバンドの裏面はインチ表示になっているという念の入れようなのだ。
私は基本的に道具は実用品として使うのだが、これはこのパッケージに入った状態があまりに完成されているのでどうしても使う気になれず、ほとんど箱に入ったままだ。アア、オレってバカ。

水準器

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ゲストブックで質問がありました水準器です。
キーホルダー型水準器です。もっと便利な形のものもいっぱい販売されているので、これはそれほど良い物ではないですが、キーホルダー型なので、持ち運びに便利です。

毎月新聞

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オススメ度★★★★★
著 者■佐藤雅彦
定 価■1300円
発行日■2003/3/15
発行所■毎日新聞社
ISBN4-620-31618-0
最近佐藤雅彦にハマっている。あまりに多彩で、際限なく新しい面白さを生み出す彼の考えていることは、生み出した表現物以上に興味深い。
もちろんこの新聞も表現物の一つだが、彼の考えていることの一端がわかりやすく語られており、また一つ佐藤氏の世界に引き込まれてしまった1冊である。
面白いことなんてそのへんにゴロゴロ転がっていて、それを拾い上げられるかどうかはこのへんの視点なんだなーなどと、感心したり、どうしてこんなささいなことを彼より先に思いつかなかったのだろうと嫉妬してみたり・・
とにかく最近佐藤氏の本を読むたびに楽し悔しい思いをしつつ、でも目が離せないのである。
3コママンガのケロパキがかわいい!!

すくすくと・・・

nanyanen_04.jpg
学校の学生募集ポスターとしてはどうなんでしょう?
娘をあずけるとじょうろで英語を注がれてこのイラストのようにスクスクと育つんでしょうか・・・・
なんだか心配になってしまいます。

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文具王 高畑正幸
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