ナッちゃん

ちょっとマニアックな漫画の紹介
「ナッちゃん」たなかじゅん

町工場を継いだ少女が、工場のピンチを立て直し、
次々と起こるトラブルを、アイデアと父親譲りの感とウデで解決していきます。
大ざっぱに言うと、「美味しんぼ」の舞台が鉄工所になったみたいな話なんですが、
そのトラブルと解決の手法がまた、ちょっとマニアックなネタばっかりで、
工学部出身者としては、なかなか楽しめるのですが、
ベルトコンベアに部品を固定しようと思ったら、
ネジがどうしても入らない形状だった、とかいう、どうしようもなく地味な問題を、
大手のハイテク機械メーカー（ライバル）には思いつきもしない
ものすごく地味でシンプルなアイデアで解決します。
はたして、普通の人が読んで面白いんだろうか・・という不安はありますが・・・

たまに出てくる派手な解決でこんな感じです。
ま、まさか！！お、おお・・こ、これは、

オルダム継ぎ手！・・そしてナッちゃん、さらっと
「教科書にも載ってる機械の基礎ですわ」
かっこええ！・・・のか？

作者の実家が鉄工所だったという環境だからこそ生み出された作品だと思いますが、
機械系男子としては、微妙な面白さで、つい読んでしまいます。

ドリルがカッコイイです。この縦長なフォルムは、
やはり日立のドリルですね。わかっとるな。ナッちゃん。